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根間の主(ニーマヌシュウ) |
根間の主という民謡は、カナガマという娘が恋人で根間地区を治めていた琉球の役人 “根間の主” が出張で琉球に戻る時の心配や、寂(さみ)しさを歌ったものです。 昔の人にとって船の旅はとても危険なものでしたから、旅に送り出すということはとても不安だったと思います。 |
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歌詞 |
歌の内容 |
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1. |
ヤイサヌ 根間の主(にいまぬしゅう)がよ
サーサー
乗ら御船(ぬーらみうに)
ヒーヤールーガーヒーサーサー
主ぬ前(しゅうぬまい)がよ サーサー
乗ら御船(ぬーらみうに)よ カリユシャホイ
(ハヤシ 8番までくり返し入ります))
ヒーヤールガーヒー
カナガマ ヤウドゥ ドゥヌスミャ
ヤウドゥウ ユウヤナウレ |
根間(ねま)の主が乗る船は
私の大切な人の乗る船は
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2. |
ヤイサヌ 船(ふーに)がまどよ サーサー
やりゃまい ヒーヤールーガーヒーサーサー
みすがまどぅよ サーサー
やりゃまいよ カリユシャホイ |
小さな船で、
大きな船ではないけれど |
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3. |
ヤイサヌ 出(いで)ぃがかずよ サーサー
春立(ぱるだてい) ヒーヤールーガーヒーサーサー
乗(ぬう)ゆずがかずよ サーサー
早船(そうせん)よ カリユシャホイ |
春がきて出発する時期になり
早船に乗って旅だつときは |
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4. |
ヤイサヌ 池間岬(いきまざき)よ サーサー
いぎぱなヒーヤールーガーヒーサーサー
ぱなりゆ岬よサーサー
廻(まあ)ずばなよ カリユシャホイ |
池間島の先までいって
離れ小島の岬(みさき)を廻(まわ)る頃になったら |
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5. |
ヤイサヌ 扇やとぅりよ サーサー
まぬかでぃヒーヤールーガーヒーサーサー
要(かなみ)ゃとぅりよ サーサー
しぬかでぃよ カリユシャホイ |
扇(おおぎ)を取りだし、
航海(こうかい)の無事を祈りましょう
扇の要(かなめ)を持って
幸運の風を送ってあげましょう |
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6. |
ヤイサヌ 大洋(うぷとぅ)出でぃよ サーサー
ばなんな ヒーヤールーガーヒーサーサー
途中(とぅなか)行きよ サーサー
ばなんなよ カリユシャホイ |
大海原(おおうなばら)に出た時
航海(こうかい)の途中で |
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7. |
ヤイサヌ 雨がまぬよ サーサー
降ずぱず ヒーヤールーガーヒーサーサー
風がまぬよ サーサー
押すぱずよ カリユシャホイ |
雨がふったり、
風が吹いた時には |
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8. |
ヤイサヌ 雨がまやよ サーサー
ばがなだ ヒーヤールーガーヒーサーサー
風がまやよ サーサー
ばが息よ カリユシャホイ
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雨は私の涙(なみだ)だと思ってください
風がふけば
私のため息だと思ってくださいね |
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