|
なりやまあやぐ |
なりやまあやぐは、宮古島を代表する民謡のひとつで今でもとても人気があり、なりやまあやぐだけの民謡大会もあるほどです。
この民謡の内容は大人の女性の気持ちを歌ったもので、夫や恋人が他の若い女性に心をひかれないで下さいと願い、例え話を入れながら「ほかの女性に、心をうごかさないでくださいね。」との気持ちをこめて歌っていきます。
なお、なりやまあやぐの歌詞にも色々なバージョン(種類)があって、その時代や歌う場所によって使い分けているようです。
子ども目線でこの歌の内容をさらに分かりやすく楽しめるバージョンや、内容の説明方法をお持ちの方は、下のご提言フォームよりお知らせ下さい。 |
|
|
歌詞 |
歌の内容 |
|
|
1. |
サーなりやまや なりてぃぬなりやま
すみやまや すみてぃぬすうみやま
イラユマーン サーヤヌ すみてぃぬすみやま
|
いつも行っている山や、いつも通(かよ)いなれている道の山だからと言って |
|
|
2. |
サーなりやま参いてぃ なりぶりさます゜な主
すみやま参いてぃ すみぶりさます゜な主
イラユマ−ン サーヤヌ すみぶりさます゜な主
|
いつも行く山だから、と思っても甘(あま)くみないでください。
いつも通うからといって、山を甘く見ないでください。 |
|
|
3. |
サー馬ん乗らば たす゜なゆゆるすな主
みやらび屋行き 心許すな主
イラユマーン サーヤヌ 心許すな主
|
馬に乗る時は用心(ようじん)して、手綱(たずな)をゆるめないように、
女のひとの家に行く時も、心をゆるめないようにしてください。 |
|
|
|
4. |
サー馬の美さや 白さどかぎさ
みやらびかぎさや 色ど美さ
イラユマ−ン サーヤヌ 色ど美さ
|
馬なら、白い馬はとてもきれいだし、
若い女性も、肌(はだ)や髪(かみ)がとても美しいかもしれません。
(でも・・・・) |
|
|
|
5. |
サーぶり押し波や 笑いどぅ押しす゜
ばんぶなりゃ 笑いどぅ迎い
イラユマーン サーヤヌ 笑いどぅ迎い
|
荒波(あらなみ)だって、よせてくる時は笑顔(えがお)のように見えるもの。
若い女性も、迎えてくれるときは笑顔で迎えてくれるものです。 |
|
|
|