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宮古島の自然 宮古島の環境

宮古島の自然
宮古島の自然
宮古島の自然
     
1 八重干瀬
(ヤビジ)

 
池間島の北約 5 km 付近からはじまる、日本で一番大きな珊瑚礁(さんごしょう)の集まりが八重干瀬です。 八重干瀬は、南北17km、東西約6.5kmの広さがあります。 名前がついているサンゴ礁は44あり、その他約74の小さなサンゴ礁も合わせると、約 118のサンゴ礁が集まっています。

44 のサンゴ礁の名前には、池間島の漁師さんたちが、サンゴ礁の特徴を覚え漁の目印としやすいように、体の部分などを表す宮古島の言葉が使われています。

八重干瀬は毎年4月の始め頃、大潮(おおしお)の時に数日間だけ海面上に現れるので、「幻の大陸」とよばれています。 また、色とりどりのサンゴがあるので、「海のお花畑」とも言われています。 

八重干瀬については、こちらもお読みください。
 
   
 
 
 
2 池間湿原
(いけましつげん)
池間湿原は沖縄県でいちばん大きな湿原で、環境省選定(せんてい)の「日本の重要湿地500」の一つです。 昔は海水が入ってくる湾(わん)の一部でしたが、漁港を作るときに入り口を閉じてしまったので、淡水の池のようになりました。
 
 
その後水草がたくさん増え、秋から冬にかけてカモ類やサギ類などの多くの渡り鳥のえさ場
や休憩地(きゅうそくち)になっています。
周辺には、オカガニもたくさん生息(せいそく)しています。 
池間湿原
  5月から10月の満月前後の夜には、卵をうむために集団で一周道路を横切って海岸へ向かいます。
池間湿原
     
3 西平安名崎
(にしへんなざき)

 
西平安名崎は、狩俣漁港から北西に伸びる岬(みさき)で、先端(せんたん)は展望台になっています。 この展望台から、池間島や伊良部島を見ることができます。
   
4 島尻ローム層
島尻(しまじり)ローム層は、南西諸島に広く分布する泥岩(でいがん)とよばれる地層(ちそう)です。 
鮮新世(せんしんせい)から中新世にかけて約200万年くらいの間に、中国大陸の川によって運ばれた砂や泥が東海岸沖の海底につもり、隆起(りゅうき)によって地上に現れた地層のことです。
厚みは1,000m以上あるということです。
島尻ローム
島尻層群泥岩、または島尻粘土とも呼ばれています。
   
5 クウラ水辺公園
宮古島ではめずらしく、河川が直接海に注(そそ)ぎ込む地形となっているのが、クウラ水辺公園です。 真水と海水とが混ざり合うことから、水鳥にとっても格好の餌場(えさば)となっています。

川の反対側の崖(がけ)には、ビロウやアダンなどが密生しています。
このあたりには、宮古島の絶滅種(ぜつめつしゅ)にちかい貴重な植物があるので、傷めないように注意して観察しましょう。
   
6 大野山林
宮古島でいちばん広い原生林(げんせいりん)です。 
幅が約 1km、長さ約 1.5kmの三角形のような地形で、面積は119ヘクタールです。
たくさんの種類の鳥や虫が、生息(せいそく)しています。 バードウオッチングの場所としてお勧めです。 

大野山林
朝早い時間に大野山林へ行くと、さまざまな種類の虫や鳥の声が聞こえてまるでジャングルの中にいるようです。
週末や夏休みに、ぜひ家族で出かけてみてください。
   
7 吉野海岸
観光地としても人気の吉野海岸。 海岸線がサンゴ礁でできているので美しく、浅瀬(あさせ)でも多くの熱帯魚を観察できます。
ウミガメの産卵地(さんらんち)としても有名です。
   
8 東平安名崎
(ひがしへんなざき)
宮古島の観光名所として人気の高い東平安名崎は、長さ2kmの細長い岬(みさき)です。
岬の先にある灯台に登ると、ほぼ360度海の風景が広がり、太平洋(右側)と東シナ海(左側)を見渡せます。

ここには200種類以上の植物が自生し、遊歩道からは多くの植物を観察することが出来ます。


4月から5月にかけて、テッポウユリが岬一面に咲き、とてもきれいです。
東平安名崎にある 「マムヤの墓」 にかんする伝説は、こちらで読むことができます。
   
9 ムイガー ムイガーとは地下水の湧(わ)き水の事で、ムイガー断崖(だんがい)の下にある湧き水は、かつて島民の貴重な飲み水でした。 

ムイガーへは、急勾配(こうばい)の断崖を60mほど降(お)りなければなりませんが、今でも地下水が豊富に湧き出ています。
   
10 イムギャー
マリンガーデン
美しい入り江のイムギャーは、海を楽しむ人にとっても、ウォーキングやハイキングを楽しむ人にとっても、素晴らしい自然と風景が楽しめます。
   
11 シギラ湾 変化にとんだ シギラビーチは、宮古島の海の豊かさを代表するサンゴと、海の生き物の生態(せいたい)を身近に観察できる場所です。 島野菜の浜ごぼうや、浜ニガナなどの珍(めずら)しい植物も観察できます。
   
12 ウプガー
マングローブ公園
熱帯(ねったい)や亜熱帯(あねったい)地域の河口(かこう)などで、満潮(まんちょう)になると海水が満ちてくる場所に生えている植物、マングローブを観察できます。

公園内には遊歩道(ゆうほどう)があり、マングローブについての詳しい説明があります。
   
13 前浜ビーチ
前浜ビーチはきめの細かい真っ白な砂浜がつづく、地元の人にも人気のビーチです。

海底も白い砂でおおわれているので、青や緑の海水の色との組み合わせがとてもきれいです。
   
14 来間島
(くりまじま)
小さな集落とサトウキビや果実畑などののどかな風景が広がる来間島は、周囲6.5km、面積2.83kuの島です。

長間浜やムスヌン浜などの美しいビーチがあります。 竜宮展望台からは、透明度(とうめいど)の高い、美しい宮古島の海とさんご礁が楽しめます。

島の歴史は古く、三兄弟の化け物退治(たいじ)の伝説や、ヤーマスブナカなどの祭礼、風葬墓地(ふうそうぼち)の遺跡(いせき)もあります。

タコ公園の巨大ダコ
三兄弟の伝説は、 「伝説の広場」 で読んでください。
   
15 牧山自然公園

伊良部島の最も高い場所にあり、サシバの形をした展望台(てんぼうだい)からは宮古本島と来間島、池間島を見ることができます。

展望台のふもとには遊歩道があり、亜熱帯原生林が生い茂(しげ)った自然の中を散策したり、森林浴を楽しむことができます。
   
16 渡口の浜
(とぐちのはま)
渡口の浜は、長さ800m、幅50mにわたって真っ白な砂浜が広がる、伊良部島を代表する大きなビーチです。
   
17 佐和田の浜
(さわだのはま
伊良部島の佐和田の浜は、平成8年には「日本の渚百選」に選ばれました。 遠浅(とおあさ)の静かな海には大岩がたくさんあって、岩の一つ一つには名前が付けられているそうです。
 
  この大小の岩は、1771年の明和の大津波で打ち上げられたものといわれ、島には過去二千年の間に大津波が3回来ました。

また、佐和田の浜の下地島側では、独特の漁法「魚垣」(ナガキ)が有名です。
これは、遠浅の干潟(ひがた)に石を積み上げておき、満潮時(まんちょうじ)に迷い込んだ魚を干潮時(かんちょうじ)に捕(つか)まえるという、とてもおもしろい漁法です。
   
18 通り池
昔から、いくつかの神話がある神秘的(しんぴてき)な池です。 池は海中でつながっていますが、空から見ると天然の石橋によって2つの池のように見えます。 
 
池の大きさは、海側が直径約75m、水深45m、陸側が直径55m、水深約25mです。
神秘的な池の色と、珍(めずら)しい地形が特徴です。 
海底は、約10mの洞窟(どうくつ)で外海とつながっているので、そこを通って海に出ることができます。
通り池に関する伝説は、 「伝説の広場」 にあります。
   
19 八重山遠見台
多良間島にも琉球王朝(りゅうきゅうおうちょう)時代、島に出入する船を見張るために使われた、石積みの高台、遠見台(とおみだい)があります。
現在は公園として整備(せいび)され、展望台からは島全体が一望でき、石垣島や水納島(みんなじま)を見ることができます。


(写真は多良間観光協会のHPより)
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