伊良部島は渡り鳥、サシバの島として知られています。 毎年10月頃、約2万5千羽のサシバの群れが東南アジアに行く途中宮古島で休憩しますが、そのうちの9割が伊良部島に飛来します。 伊良部島で古くから伝わる伝統行事に、女性が中心となって行うユークイ(豊年祭)や男性が中心になって行う、「ミャークヅツ」があります。 島には小学校が2校、中学校が2校と高校が1校があります。 (2013年)
下地島は伊良部島のすぐ西隣(にしどなり)にあります。 島の面積は9.65平方kmで、周囲は17.5kmです。 人口は約65人の小さな島です。 下地島は、航空写真や地図で見ると伊良部島とつながっているように見えますが、2つの島は川のような細い水路(40mから100mの幅)で分かれています。 伊良部島とは6つの橋で繋(つな)がっています。 下地島空港は、3000メートルの長い滑走路(かっそうろ)を持つ日本でただひとつのパイロット訓練施設(くんれんしせつ)です。
また畜産業も盛んで、肉用牛が生産されています。 ヤギもとても多く、島おこしの大切な動物となっています。 島の特産品として、多良間産黒糖やパナパンビンがあります。 島には小学校(生徒数86人)と中学校(生徒数58人)が一校づつあります。(2014年度) 多良間島には、国指定重要無形民族文化財の「8月踊り」や「スツウプナカ」と呼ばれる伝統行事があります。