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(Photo Courtesy: USGS Earth Resource Observation and Science Center, STS043-608-39)
 
この写真は、観測衛星 ランドサットが宮古島上空を通ったときに撮影した写真の中でも特に雲が少なく、良い条件で写っているものです。 また、研究のためのフィルターや着色をしていない、宇宙から見たままの宮古島です。 池間島の北に広がる八重干瀬(やびじ)のサンゴ礁群の様子もよくわかります。
こうして宇宙から見ると、宮古島周辺のサンゴ礁の分布が思ったより少ないですね。

もうひとつ、この写真を見てわかることは、ものすごく緑の少ないことです。 大野山林と池間島の池間湿原、下地島空港の西側にまとまった緑地が確認できますが、あとは点のように小さな森が畑地と市街地の中にあるだけです。
私たちの自然の中に、もう少し緑が多ければ良いのですが・・・・・・
大きなサイズは、PDFで見ることが出来ます。
 

 
この地図は、上のような宮古島の衛星写真をもとに森や植物の分布とその広さを知るために、偏光スペクトルやNIRバンドなどという光学センサー技術を用いた写真データを使用しています。 宮古島キッズネットが教材用に編集し、より見やすいようにフィルター処理と3D加工をしたものです。 この写真からは、宮古島のどこに木や植物があるのかがわかります。
大きなサイズは、PDFで見ることが出来ます。
(Original Photo Courtesy: esri ArcGIS System)
 
最近の衛星写真をもとに、宮古島キッズネットが独自に光学センサーシステムを使って作成した、狩俣から池間島にかけてのデータ写真です。

これはグレースケールでのデータ収集写真ですが、実際には幾つかの異なる波長のカラー・フイルターで確認しながらの作業です。

海岸の植物群生状況を調査するためのもので、データ処理したこれらの写真を拡大し、調査対象の海岸の植物群生面積を 100m単位で記録していきます。
この地域だけでなく、宮古島の全ての海岸線で記録を続けていくことで、今後の宮古島の海岸線の開発の過程を詳しく知る事ができます。
(Original Photo Courtesy: USGS Earth Resource Observation and Science Center)

Photo courtesy: NASA Scientific Visualization Studio - Perpetual Ocean
 
のシュミレーション・モデルは、NASA の Scientific Visualization Studioが2005年 6月より、2007年 12月までの期間の世界の潮流を記録し、視覚化、映像化したものの一部です。 全期間の潮流動向を20分程の動画にまとめた中から、黒潮と台湾暖流が合流した後、沖縄諸島で時計回りの周回が始まる典型的なコースを取り始めた瞬間をスチール画像として抽出したものです。

のシュミレーションから解かることは、台湾暖流(TWC) や黒潮に乗って北上した漂流ゴミは、太平洋に抜けた後そのまま黒潮の潮流に乗って北上するのではなく、一部は沖縄列島を複数回にわたり周回した後再び黒潮に乗って北上し、ハワイ諸島、アメリカ大陸西海岸へと向います。

宮古島北東部の海岸に海洋ゴミが多く漂着するのは、奄美大島北部で黒潮と合流する台湾暖流による合流モーメントが作用していることがひとつの要因と考えられます。 

それにより、沖縄諸島を周回する回転運動が始まります。
またこのモデルにも現れているように、周回が沖縄本島と宮古島の間で始まり、先嶋諸島だけの周回コースもよく発生することから、今後も多くのシュミレーションと宮古島での漂着物の分析を続けることで、より精度の高い漂流コースの季節別モデルを算出できると考えています。

宮古島周辺の海流の動きと漂着物の関係についての詳しい説明は、こちらで
お読みください。

 
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