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いま世界の人たちが、環境に優しい生活や環境を守りながら物作りをする方法を考えています。 「エコの広場」で、エコに関するおもしろい話題をたくさん紹介します。
 
Q. エコってなに?
   
A. エコとはエコロジーを短くした言い方で、英語の Ecology のことです。
生物と環境(かんきょう)が、おたがいにどのように作用しているのかを研究するのが、エコロジーです。
人が生物や環境を守りながら生活を続けることができる方法を考えたり、生活環境をそのために改善していくことをエコと言います。
   
Q. エコで子供ができることがありますか?
   
A. はい、たくさんあります。
エコの大切な目的は、ムダにしないことと、今ある物を大切にするということです。
特に自然や環境を大切にするために、子供の役わりがとても大きいといわれています

森の木を守るために、紙をムダ使いしない。
水資源を守るために、水をムダ使いしない。
ゴミの量を減らすために、ムダな買い物をしない。
海岸や美しい自然をまもるために、植物や生き物を取ってきたり、他に移動させないようにする。
   
このようなことを友だちや家族と話し合い、みんなで実行できるように努力することで、その地域がとても環境に優しい(エコフレンドリー)生活をしていることになります。
   
 
   
 
環境にやさしい建造物
 
このタンクは、アメリカ ワシントン州のレッドモンド市に設置されている貯水槽(ちょすいそう)です。
貯水槽の表面には周りに自生している松の木が描かれていて、周囲の松林の一部のように見えます。 このようなユニークなアイデアで、貯水槽がまわりの景観を損なうことなく、自然と調和しています。
 
雨どいで作った野菜畑
 
 
家の壁が畑
この写真はアメリカの家。
安心して食べられる野菜を自分で作っています。
でも、作っているのは畑でなく、お家の壁。

しかも、畑の役割をしているのが、屋根の雨水を流すすための「雨どい」です。

壁で野菜が育つなんて、面白いですね。

あなたなら、どこで野菜を育てますか?


Photo Courtesy: Tree Hugger
 
   
 
アクアポニック (水耕栽培・すいこうさいばい)
 
小さなスペースで、魚と野菜をいっしょに育てる方法がある

これは、最近世界の多くの国の人たちが実行しています。 とっても環境に優しく、しかも農薬を使わない安全な野菜を育てることができ、いっしょに魚まで育てる方法です。
野菜は、レタスなどのサラダ用の野菜が多いようです。 魚は揚げ物などでみんなが良く食べている、テラピアという魚が一番てきしているそうです。
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Q. アクアポニック (水耕栽培・すいこうさいばい)って、どんな仕組みですか?
   
A.
1. 家の中や車庫、倉庫などの空いているスペースを使って水槽(すいそう)を用意し、その上に野菜を育てるための棚(たな)を作ります。
棚には水漏れがしないプラスチックの浅い容器をおきます。
 
2. 魚の水槽の横にはポンプに水を送るための穴を開け、水槽とポンプをパイプでつなぎます。
 
3. 野菜を育てる容器の底に穴を開け、小石がパイプにつまらないようにフィルターをつけて、魚の水槽に水を送るためのパイプをつけます。
 
4. 野菜を育てるための小石を容器に入れ、容器全体に水がよく循環(じゅんかん)するようにします。
 
5. 魚のフンと魚のエサの食べかすに含まれている栄養タップリの水を、ポンプで上の野菜棚にくみ上げます。
 
6. くみ上げられた水にはバクテリアもたくさんふくまれているので分解され、野菜の栄養分となり、野菜を育てます。
 
7. 魚の水槽から送られてきた水は、小石のしきつめられた野菜棚で濾過(ろか)され、酸素もタップリ取り込みます。
 
8. また、野菜も成長しながら水の中に含まれる養分を吸収(きゅうしゅう)し、水をきれいにして魚のすむ水槽に戻します。
 
9. こうして、 1から 8をくりかえすことで、魚と野菜を同時に育てることができるのです。
   
 
アクアポニック (水耕栽培・すいこうさいばい)がすぐれているわけ
 
1. 広い場所がいらない。
 
 
2. 化学肥料や殺虫剤(さっちゅうざい)、除草剤(じょそうざい)を使わないので安全。
 
3. 新鮮(しんせん)な野菜や魚を食べることができる。
 
4. 天候の影響を受けないので、1年中同じように収穫(しゅうかく)できる。
 
5. 大がかりな施設(しせつ)や費用がいらない。
 
6. 専門的な知識や技術がなくても、はじめることができる。
 
7. 長くつづけても、環境を汚す心配がない。
 

   
 
ヤギのボランティア活動
 
アメリカのワシントン州のある市には、公園の手入れをする費用(ひよう)がありませんでした。

そこで集められたのが、230頭のヤギでした。 ヤギさんたちは2日をかけ、広い公園いっぱいに生えている雑草をキレイに食べました。 

ここ10年ほど、じゅうぶんな管理ができなかった公園を、たった2日でキレイにしてくれたヤギさんたちの力はすごいと、市長さんをはじめ市民も大喜びです。

ヤギは、牛の食べないような雑草(ざっそう)や野いちごのようなトゲのある木も喜んで食べてくれるので、手間のかかる草取りや大変な草かり作業をなんなくこなしてくれます。 
ヤギのボランティア活動
(写真提供:シアトル キング5テレビ)

またヤギさんたちにとっても、新鮮(しんせん)でおいしい草をお腹いっぱい食べれることはハッピーで、もっともっと公園をきれいにしたい~と思っているはず・・・。

このようにアメリカでは、地域の人々や環境に役立てたいと、ヤギさんたちを用いたプロジェクトを始めています。
ヤギ についてもっと知りたい人は、こちらも見てください。
 

   

アメリカ航空宇宙局(NASA)の新しい研究
 
アメリカ航空宇宙局(NASA)では、“宇宙開発”だけでなく、地球の環境にやさしい航空燃料の研究が行なわれています。

この研究は、アメリカのオハイオ州にあるナサ・グレン研究センターのグリーンラボ研究所で行なわれています。 

地球にある水の97.5%は海水で、残り2.5%が真水です。 その2.5%の真水の半分を人間が使っています。 この研究の特徴は、貴重な真水を使わず、たくさんある海水を使うことです

そのため海水でも育つ(も)雑草を栽培し、航空燃料(ねんりょう)食料を作ります。 栽培には土の代わりに海岸の砂を使い、養殖した魚の排泄物(はいせつぶつ)を肥料(ひりょう)にします。 

 
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大事な3つのポイント
環境を壊さない(地球に優しい)
二酸化炭素の排出量(はいしゅつりょう)が少ない方法で生産をする
太陽や風力、水力からできる自然エネルギーを使う

   
研究の特徴
畑を使わない
食料となる農作物を使わない (とうもろこしや大豆、サトウキビなど)
水(飲み水や家庭用水、農業用水)を使わない

   
農業をするための5つの要素を比べてみる
    普通の農業 NASAの方法
1. (たね) 畑で育てる種 海水で育つ藻や草類
2. 畑の土 海岸の砂を使う
3. 肥料(ひりょう) 堆肥(たいひ)や化学肥料 魚の排泄物
4. 川水、地下水 海水
5. 太陽 太陽光 太陽光
 
 
この研究が成功すると、水のない砂漠や乾燥地帯、土地の少ない地域でも燃料や食料を生産することが可能になります。
   
限られた地球の資源を保護し、地球と人間の生活に負担(ふたん)をかけない方法で燃料や食料を作り出すエコフレンドリー(環境に優しい)、次世代型エネルギーの研究がアメリカ航空宇宙局(NASA)で進められています。
 

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