再生後その状態を持続させることが、生態系を取り戻すプロセスで最も難しいものです。 再生の第一世代を育てるのは、インキュベーション手法(育成器システム)で以外にあっさりと出来ますが、問題は自然環境の中で植物や生き物の繁殖活動がうまく始まるかどうかです。
これが出来ていなかったり、繁殖活動が活発かつ順調に行われない場合は一時的な効果だけで、生態系を取り戻したことにはなりません。 世代を繋いで継続できる総合的な体制作りが必要です。
また、行政は予算のある時のみ事業支援が可能となりますが、切れ間のない社会事業や環境事業を続けるためには地元の市民レベルでの事業参加体制と必要資金の調達方式をしっかりと作り上げる必要があります。 |