宮古島キッズネットがおすすめする、宮古島の観光スポットと楽しみ方
1.
ビーチ
宮古島にはきれいなビーチがたくさんあります。
人気があるのが、下地の前浜ビーチ、来間島の長間ビーチ、伊良部島の渡口の浜、市内にある砂山ビーチ、城辺の吉野海岸などです。
宮古島には海岸線のいたるところに、あまり知られていない小さな浜(ビーチ)がたくさんあって、プライベートビーチのように楽しめます。 探検がてら探して見てね。
宮古島のビーチの砂はとっても細かくて、柔らかいのが特徴です。
手に取って、手のひらからこぼれる砂のサラサラ感を楽しみましょう。 はだしになって歩いても、寝そべっても、柔(やわ)らかい砂がふわふわと肌(はだ)に気持ちいいよ。
目を閉じると、静かな波の音が心地よく耳にとどきます。
潮(しお)の香りを楽しみながら、ちょっとお昼寝。
海の青さ、砂の白さ、濃(こ)い緑の植物、あざやかな南の島の色を楽しもう!
ビーチでゆっくりしたら、冷たい海でひと泳ぎ。 たっぷり運動もできて、心も体もリラックス。
ビーチで見つけたサンゴや貝殻(かいがら)は、手にとって感触をたのしんだり、形を楽しんだ後は元の場所に戻してね。 たくさんの人に楽しんでもらいましょう !!
注意:
宮古島のまわりの海は、潮の流れの速いところがたくさんあるので、海に入る時は、かならず大人といっしょにいきましょう。
夏は太陽の日差(ひざ)しがとっても強いので、長いこと日に当たっていると危険です。 日焼け止めを忘れずにぬりましょう。
2.
サンゴ礁
宮古島は周囲を珊瑚礁(さんごしょう)で囲まれた島です。
約250種類のサンゴが生息(せいそく)していて、浅瀬(あさせ)のほうでもサンゴを見ることができます。 またグラスボートで沖に出ると、サンゴ礁の様子をじっくりと観察することができます。
池間島の北のほうには、日本最大のサンゴ礁群(しょうぐん) “八重干瀬(やびじ)” があります。
毎年4月、大潮(おおしお)の干潮時(かんちょうじ)に水面に表れます。
年に数日しか見ることができないので、「幻(まぼろし)の大陸」とか、豊富で色とりどりのサンゴ礁を表して、「海の花畑」などと呼んでいます。
池間島の漁師さんたちは、八重干瀬の 44のサンゴ礁に名前をつけて、昔から大切な漁場として利用してきました。
お願い:
サンゴはとても繊細(せんさい)な生きもので、触(さわ)るとすぐ折れたりします。 “八重干瀬(やびじ)祭り” などでサンゴ礁に上陸する場合は、サンゴを痛(いた)めないように気をつけて下さい。
なるべくサンゴに上陸せず、周囲から見るようにしましょう。
最近は温暖化の影響やオニヒトデの異常(いじょう)発生などで、宮古島のサンゴにも白化現象(サンゴが死んで白くなること)が起こっています。
サンゴ礁は、魚が育つための大切なゆりかごです。 宮古島のサンゴの保護に、協力してください。
3.
フィッシング
大人も子供も一緒に楽しめるのが、魚釣りです。
宮古島のお魚たちは、色とりどりでとってもトロピカル。 釣った魚を観察するだけでも楽しいです。 あんまりキレイだから、食べずにもって帰って水槽の中で飼いたくなるけど、やっぱり新鮮なお魚はおいしいよ。
宮古島の海は透明度(とうめいど)が高く透き通っているので、船の上から魚の泳ぐ姿を見ることができます。
海のグラデーション(青や緑の海の色の変化)を楽しみながら、自然と向き合うゆったりとした時間を過ごすことができます。
沖釣りにでかけなくても、桟橋(さんばし)から釣ったり、いそ釣りのポイントもたくさんあるので調べてみてね。
お願い:
最近フイッシングポイントで釣り糸や、釣人によるゴミの放置(ほうち)が多いようです。
環境と海の生物の生態系(せいたいけい)を守るために、ゴミは必ず持ち帰ってください。
4.
大野山林
宮古島で一番多くの木や、植物の種類を観察できます。
遊歩道(ゆうほどう)もあり、夏は日陰もたくさんあるのでゆっくりとお散歩できます。
野鳥もたくさん生息(せいそく)していて、バードウォッチングの場所としてとても人気のある場所です。
朝早く行って静かにしていると、いろんな種類の鳥や昆虫の鳴き声を聴くことができるので、まるで熱帯(ねったい)のジャングルの中にいるような気分になります。
空気もすごく澄(す)んでいるし、とっても爽(さわ)やかです。
お願い:
大野山林に行く時は必ずゴミ袋を持参して、自分たちのゴミを持って帰りましょう。 また、めだったゴミを見つけたら、拾(ひろ)ってくださいね。
5.
通り池
通り池のあるのは下地島です。
池の色は独特で、深いこん色をしていてとても神秘的(しんぴてき)。
上から見ると二つの大きな池が隣り合わせにあるように見えますが、海底で繋(つな)がっています。
海と繋がっている通り池は、淡水と海水がまじっていていろんな種類の魚が生息(せいそく)しているそうです。
池の上からあまり魚のおよぐ姿をみることはできませんが、ダイビングをすると、たくさんの海の生物やめずらしい海の様子を見ることができるので、憧(あこがれ)れのダイビングスポットだそうです。
水の深さは40〜50メートルで、とても深いです。
(Photo Courtesy: NOAA Coast Watch)
注意:
通り池の周りは崖(がけ)になっていて水面までの 距離があり、池もとても深いので危険です。 柵(さく)から身を乗り出さずに観察しましょう。
6.
ムイガー
ダイナミックな宮古島の自然を楽しみたい人たちにお勧めなのが、ムイガーです。
東平安名崎(ひがしへんなざき)から西へ続く海岸線にあります。
海からまっすぐ地上にそそり立つ断崖絶壁(だんがいぜっぺき)は、宮古島の景色のなかでも、特にスケールの大きな自然を感じることができる場所です。
断崖を60メートル程下りると、湧(わ)き水が流れています。
宮古島には川がないので、昔この地域の人たちは毎日このムイガーの険(けわ)しい坂道を登り下りして、水をくんでいました。
当時の宮古島の、厳(きび)しい生活状況を知ることができます。
注意:
断崖(だんがい)の周りには柵(さく)や手すりがありません。 足元に十分注意して行動しましょう。
小さな子ども連れの場合は危険ですので、崖(がけ)のまわりでは、手を離さないようにして下さい。
7.
東平安名崎
岬(みさき)の入り口から、海に向かって細長い道を2キロメートルほど行くと、岬の先に白い灯台が立っています。
中に入って見学することができ、てっぺんから広大なスケールの太平洋(右側)と東シナ海(左側)を見渡せます。
また、岬の先の海岸は断崖になっていて、激しく打ちつける波の様子がうかがえます。
浅瀬(あさせ)の方には、昔の大津波で流されてきたと言われる大きな岩がゴロゴロあって、雄大(ゆうだい)な景色が楽しめます。
東平安名崎(ひがしへんなざき)には、200種類以上の植物が自生しています。
4
月から5月にかけて、エレガントなテッポウユリが岬一帯(いったい)に咲き、とてもきれいです。
岬の入り口近くに保良(ぼら)漁港に通じる道があり、漁港の浅瀬では水あそびもできます。
8.
地下ダム
宮古島には世界にも例のない、大規模な地下ダムがあるのを知っていましたか?
宮古島の地形と地質をいかして、地下の土壌(どじょう)全体を天然(てんねん)の井戸として利用する、画期的(かっきてき)なダムです。
これまで海へ流れていた地下水をコンクリートの壁(かべ)でせき止め、そこに水をためます。
地上にあるダムのように、水没や決壊(けっかい)災害の心配も要らないなど、多くの利点があります。
このような大規模な地下ダムの構想は、世界ではじめてだったので、地質や地下水の調査、実験地下ダム建設、技術手法の研究などで完成まで14年もかかったそうです。
平成12年 (2000年) に完成し、宮古島の畑地面積の90%(8400ha)にも及ぶ農地のかんがいが可能となりました。
川がなく、長い間干ばつと水不足に悩まされてきた宮古島の農業は、このダムのお陰で飛躍的に発展し、現在サトウキビだけではなく、花をはじめ野菜や果物など多くの農産物を生産できるようになりました。
またこの地下ダム開発の技術は、中国やインドネシア、メキシコなど世界の水に苦しむ多くの地域に提供されているそうです。
ぜひ、世界でも珍しい地下ダムを見学して下さい。
地下ダムの仕組み (オリジナルイラスト制作 内閣府沖縄総合事務所)
9.
食べ歩き
宮古島には、島でしか味わえない、おいしい食べ物がたくさんあります。
今まで食べたことのない味や、かわった形や色のものがあり、いろんな意味で楽しめると思います。
まずは宮古ソバ。
麺(めん)もダシも、宮古島独特の味です。
麺はうどんのようにちょっと太めでコシがあり、ダシは、豚とカツオからとった合わせダシでさっぱりしています。
お店によってソバの上にのっている、ソーキ(柔らかく煮た豚肉)やかまぼこの味付けが違うので、宮古ソバの食べ比べをするのもいいかも。
宮古島の天ぷらも、とってもオリジナル。
味のついた、ふわふわ衣の天ぷらです。 揚げたての魚やイカ、野菜天ぷらは地元の人にも大人気。
3時のおやつは、揚げたて天ぷらで決まり!
また、カボチャや黒砂糖いりのサタパンビン(サーターアンダーギー)も、ぜひトライしてみてね。
夏場は、島野菜や果物を販売しているオープンマーケットに行くと、マンゴーやドラゴンフルーツ、パッションフルーツや島バナナなど新鮮なフルーツが手に入ります。
安いからたくさん食べることができて、大満足。 フルーツジュースや、マンゴープリンもおいしいです。 色々味見して見よう!
フルーツはほとんどが季節限定といって、限られた時期にしか食べられないので、収穫(しゅうかく)情報を集めるといいと思います。
また、宮古島の海で取れた新鮮(しんせん)なトロピカルフィッシュのおさしみや、魚料理もぜひ食べてみて下さい。
宮古島には、たくさんの種類の島野菜があります。
中には苦くて子供には食べにくいお野菜もありますが、とってもヘルシーなので、頑張って味見してみよう。
宮古島でも、地域によってかわった料理がたくさんあります。
地元の人に人気のあるお店に行くと、味も間違いなし!
食べ物情報をたくさん集めて、宮古島の味にチャレンジしてみてね。
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