ピンザアブ洞人が宮古島に住んでいた時代は、更新世から最終氷河期に入り始めの時代で一般的には旧石器時代。 縄文(じょうもん)時代に入る 15,000年も前のことです。
ピンザアブ洞人は、ヤリやナイフ、オノなどの石器の作り方はすでに知っていたと考えられています。 また、宮古島には大型の動物がいなかったため、狩(か)りも集団でなくてもできたので、それぞれが家族や小さなグループで洞窟を見つけ暮していたのではないでしょうか。
また、ピンザアブ洞人の祖先にあたるジャワ原人は、50万年前にすでに火を使うことを知っていたということですから、シカなどの動物や魚などを焼いて食べるなど、調理をしていた可能性もあります。